も っ と 出 せ る 脳 力 が あ る
「効果があるという証拠を見せて下さい。」と 船橋にオフィスを開設したばかりの頃、ある産婦人科のお医者さんに言われました。また、♪リッスン+♪に関心を持たれた方から、 「良くなった例がありますか?」とよく訊かれます。
「証拠」なんて言えませんが、事例を知りたいという声にはお応えしたいと思います。
この事例集は「♪リッスン+♪」で、それまでの症状や問題を改善された方々やご両親の中で、 「同じような状態で困っていらっしゃる他の方の参考としてお役に立てるなら・・・」と公表することを ご了解下さった方々の善意によって 実現しています。
読者の皆様におかれましても、この方々のお気持ちをお汲み取りの上お読み頂きます様お願い致します。
♪リッスン+♪のスタッフ一同は、このページに公表することをご了解下さった方々に 心から感謝致します。 そしてこの方々の「お役に立てるなら・・・」という善意に報いるために、一人でも多くの方々の 現在の症状や問題を改善するお手伝いをしていきたいと思っております。
なお、各事例で出た向上や改善の例はあくまでも個別のものであり、全ての人に共通に出るとは限らない事をご了承下さいませ。
※ 事例文・感想文中にCoと有るのは、カウンセラー(Counselor) を指します。
A 君 (小学生) の 事 例
【来所までの経緯】A君は、LD(学習障害)とADD(注意欠陥障害) があるとB病院の精神科で診断されました。 その時「大きくなっても他の人と同じ様に普通になるなんて思わないで下さい。」と言われ、ご両親は非常に ショックを受けられたそうです。 そして来所の2ヶ月前からC病院でリタリンの投与を受け始めました。 でも「出来る事は何でもしてやりたい。」とLDやADDに関して 更に色々調べられ、A君が7歳の時インターネットで ♪リッスン+♪のリスニング療法を知って来所されました。
【来所時に問題と感じられていたこと】
* 他の人が話し掛ける言葉に対する反応が遅かったり無かったりして、他人とのコミュニケーションが難しく、友達が出来難い。
* うまく行かなかったり失敗したりすると、直ぐ怒ったりくじけたりして、自分の気持ちのコントロールや我慢が出来ない。
* 自分の思いをうまく言葉で表現出来ず、話す事に自信が無い。
* 地声が大きく、声のコントロールが難しい。
* 初めての人や物事、行事が苦手で、苦手な事はやろうとしない。
【♪リッスン+♪でのアセスメント】
* 精神科での診断によるLDとADDに加えて、僅かに自閉の傾向が混ざっているのが見える * 左右混合の効き体側(ラテラル・ドミナンス)
* 聴覚における表出面の位置合わせが最も弱く、次いで音に対する防御、そして体の防御(触覚の防御性も含む)、受容面 (聴き取る側) 及び表出面(表現する側)の調律(調子合わせ)等に弱さが見られる。
【向上・改善の目標】
1.傾聴力(メッセージの理解力や解釈力)
2.話す力(会話によるコミュニケーション力)
3.社会的行動力(落ち着き、自信、友人や家族との関わり方)
【使用した技法・療法】
リスニング療法(談話式カウンセリング、LiFTプログラム、臨床動作法)
【前期の経過】
アセスメント面接:じっと椅子に座っていられず、お母さんが席を外してカウンセラー (以後Co)と二人だけになっている間「僕の頭は何だかおかしい。」 と歌う様に独り言を言ったりしました。 でも話し言葉に問題は無く、潜在的なコミュニケーション力は有るように見えました。
初回カウンセリング:始めは握手もしたがりませんでしたが、A君の中にいるちゃんとやりたい事 をさせてくれない奴をやっつける話をしたり、 足首の緊張と弛緩で心に働きかける動作法をしたり、ごっこ遊びをしたり して帰る時にはCoとのアイコンタクトもあり、 お別れの握手も出来ました。
LiFTプログラムの初めてのセッション:始めは「良くない、良くない。早く帰りたい!」等と泣いて 嫌がりました。 でも徐々に慣れ、自分の好きな漫画を読んで聞かせてくれたりしてCoともコミュニケイト出来る様になりました。 A君の自宅は新幹線で通う程の遠方なので自宅プログラムでしたが、二日目を終えて帰る時には、A君が自らCoに 「先生、今までありがと!」とCoの2日間の仕事を 労う事が出来る様になっていました。
2回目のカウンセリング(前期終了後):前期終了前に、お兄ちゃんが「いつものAと別人に見えた。」と言う程、 習い事の場で他校の 生徒とコミュニケーションを取っている様子が見えたそうです。また、お母さんからCoの腰痛の話 を聞いて「えー、かわいそう。 大丈夫かなー。」とCoを心配する言葉まで出たそうです。お母さんとの双方向のコミュニケーション力だけでなく、 その場に居ないCoをもイメージして関ろうとする力が見られます。
【後期の経過】
3回目のカウンセリング:座って(少しずれたりはするが)話が出来、独り言も少なくなって いて、ちゃんとCoの顔と目を見て話そうとしてくれました。 そして「A君がここに来る理由はね・・・」とCoが話し掛けると 「楽しいから!」と応え、「あ、楽しいんだー。嬉しいなー。」と言うカウンセラーの言葉に 笑顔で頷きました。 その後の表出面のセッションが終わった後、家で頑張る事を決めた約束の指きりげんまんではきちんとCoと向き合い、 「お母さんとも約束しよう。」というCoの促しには 自分からお母さんに向かって指を出してくれ、お母さんが戸惑うほど でした。 足首と胸を開く動作法でもCoの言う通り集中出来て、この時点でもかなりの聴き取りと 双方向のコミュニケーション への意欲と力が見えました。
4回目のカウンセリング(終了の為のカウンセリング):日焼けして顔つきも大人びて成長を感じました。 お友達とも楽しく遊べて、学習面でも向上し、学校の係りの 仕事も頑張れる様になったとの事です。家族や先生とのコミュニケーション も良くなり、C病院でも「しっかり関れる様になった。」 と言われたそうです。
その後の授業参観では、初めて授業にしっかり参加しているのが見られ、保護者面談でも「○月以降は大きく成長した。」と言われて、 お母さんはとても嬉しかったそうです。お父さんとのコミュニケーションも良くなり、以前は5回位名前を 呼んでやっと返事をしていたのが、その時点では2回位で返事をする様になったそうです。 学習面でも時には国語で100点を取ったりして、 お父さんに嬉しそうに報告したりするようになりました。体育でも、一年生の時は3項目中一つ丸が2つもあったのが1つも無くなりました (6ヵ月後の学期末には3重丸も貰いました)。
その後家族で海に行った時みんなと楽しく遊べて、「こんなに楽しそうに海で遊んだのは初めて。本当に変わったなー、 と思いました。」というお母さんからのご報告にCoも感動しました。 その後も、人前でソロで歌えたり、 発表会でしっかり発表出来たり、自分の周囲の人への関心や思いやりを 示せたりと成長を続けています。でも未だ遊んでいる時思うようにならないのをすねて、 玉にパニックになって先生を 突き飛ばしたり泣き続けたりするので、お母さんの不安感から未だ登校前のリタリンを外せない(午後と休日は外している)でいるとのことでした。
【6ヵ月後のレベルアップの為のブースト】
この時には、背後からのお母さんの呼び掛け にも一度で適切な返事が出来る様になっていました。でも未だ、リタリンを外せない事や課題を嫌がって屁理屈を言ったり 怒ったりする行動も見られますので、今後の様子を見守りたいと思います。
【目的達成満足度】
リスニング療法1回目終了時−お母さんが80%、 お父さんが70%
ブースト終了時−お母さんが65%(ブーストに関して)、 お父さんが80%(「A君のお父さんより」参照)
【謝辞】
自宅プログラムにも拘わらず、ここまでA君が頑張れて、自分の潜在能力を出す事で 障害の改善と能力の向上を 出来たのは、ご両親の並々ならぬご努力とご協力があったからです。 特にお母さんは、共働きでお忙しい中、 Coを信じて遠方から何回もA君を連れて来て下さり、自宅でのLiFTによるリスニング と朗読というA君との二人三脚を やり遂げ、臨床動作法や 自己管理表への記入という課題もこなして、途切れることなくA君の様子を報告して下さいました。 そのお陰でCoもとても対応し易かったのです。 最後に、快くA君の事例を公表する事を承知して下さったご両親に心から 感謝致します。
A 君 の お 父 さ ん よ り
A君の事例文を学会や ホーム・ページで公表する為のご許可を得る為、ご両親に点検して 頂きました時、お父さんから下記の様なイーメールを頂きました。井上 慧子 様
事例文頂きました。これで結構です。ただ、父の私の今(注:ブースト終了後)の満足度は80%です (点検して頂く前の事例文には、ブースト終了時のお父さんの満足度は書いていませんでした)。 先日学校で授業参観がありました。 教室の前に出て発表することをやる授業でしたが、Aは前に出たっきりで何も話せなく なって、泣き出してしまいました。 そのことを、帰ってきた母親に泣きながら、話していました。私が何も母親に言って いないのに。そこに、彼の成長を見ました。 失敗を人に語る勇気が出てきたのだなあ思いました。
ありがとうございました。
【井上からの返信】 とてもとても嬉しいお言葉を頂きまして有難うございました。 「失敗を人に語る勇気が出てきたのだなあ。」 という見方に、 ともすれば、発表出来なかったことの方に目が行くものなのに、 その後の彼の「話せる勇気」の方を取り上げて 成長を感じるということは なかなか出来ない事です。流石に教育者、父親として見るべきところを しっかり見ていらっしゃるのだなー、と感服致しました。
・・・中略・・・
こういうご両親に育てられるA君は幸せですね。これからもどんどん 成長していかれる事でしょう。
B 君 (小学生) の 事 例
【来所までの経緯】B君は海外で生まれましたが、妊娠初期から中期の頃毎日8時間もの停電があって、大変な思いをなさった様です。 出産は鉗子分娩で、吸引の後が 半月位あざで残ったそうです。1〜2歳時に中耳炎を経験しています。オムツが外れるのが遅く、 言葉の出始めも3歳直前でした。 幼稚園時代も、滑舌が悪い為上手く話せませんでした。ご両親(特にお母さん)はそんな彼の言葉の遅れ、 動き回る行動、名前を呼んでも返事をしなかったり 家族への関心が薄かったりする態度などから、何らかの発達障害があるのではないか と気にしていらした様です。 成長と共にそれらはある程度改善されていき、近所の友達とは楽しく遊べるのですが、言葉の遅れは残り、 日本に帰国後「言葉の教室」 で訓練を受けていました。そして彼が小学低学年の時に、ある記事でリスニング療法のことを知られたことから 来所となりました。
【来所時に問題と感じられていたこと】
* 言葉の発音がはっきりせず、語彙も少ない。 * 人と目を合わせずに返事や挨拶をする事がある * 落ち着きが無く、よく転ぶ * 注意力が少なく、よく忘れ物をする。 * 他人の話を最後まで聞かずに話し始めることがある。 * 部屋の中で考え事をしているかの様に、 1〜1.5m位の半径でぐるぐる回っている事がある。
【♪リッスン+♪でのアセスメント】
* 音韻障害 * 軽いADHDの傾向 * 左右混合の効き体側 * リスニング・アンテナの聴覚端(中耳関連) に関係する問題があると見られる (1歳半から4歳までの言語習得時期に耳の伝染病の経歴があることが多く、ここが弱いと聴覚 のプロセスや言葉の問題、音痴の傾向が 出易いです。また注意集中の持続時間が短くなり、イライラ感も出易くなります。)
【向上・改善の目標】
最初、お母さんが話された目標の優先順位(括弧の中)は、♪リッスン+♪のアセスメントの結果、以下の様に変えて頂きました。
1.(← 2)注意・集中力、課題をやり遂げる力の向上 2.(← 1)言葉をはっきり話せるようになる事 3.学習能力 (読書力、読字力、書く力など)の向上
【使用した技法・療法】
リスニング療法(談話式カウンセリング、LiFTプログラム、臨床動作法)
【前期の経過】
アセスメント面接:お母さんとCoが話している間、B君はじっとソファに座っていられず面接室の中で動き回っていました。話す時、 一字一句や各語の発音がはっきりしなかったり、 幼児語の様につまったりして聴き取り難い部分がかなり有りました。文章の構成も長い文 になるとはっきりしないので、Coが何回か聞き返す場面が出てきて、B君がイラつくことがありました。 お母さんとお話しする間、別のスタッフ (Coの夫)とボールで遊んで貰いましたが、ボール遊びがとても気に入って、帰る時間になっても名残惜しそうに「又明日もここに来ていい?」と お母さんに訊く程でした。B君のコミュニケーション願望や活動hには問題がない様です。
初回カウンセリング:子供への適切な接し方、叱り方、コミュニケーションの仕方を お話して、 両親で意見を一致した接し方をして頂くようにお願いしました。そして自宅での毎日の生活態度とその変化の様子、 食習慣や甘い物の摂取量 や頻度を目に見える様にする為の自己管理(モニタリング)表を書き込んで、週に一度出して頂くことをお願いしました。 臨床動作法 的には、体の重心が両足の前にあり、小さいのに肩周りが非常に硬いのが見えました。 そこで、足首の弛め、足指開き、胸開きをやりました。
前期のLiFTプログラムは最初の4時間以降自宅コースなので、お母さんにもこの3種類のやり方を覚えて頂き自宅での実行をお願いしました。 この日、B君は足指開きを上手に出来て得意そうでした。
LiFTプログラム前期(自宅):最初の4時間(2日間)は来所です。 フィルターは掛けないゲートだけを通したモーツアルト をLiFTキットで聞きながら、 臨床動作法を行ないました。右足でのバランス取りが弱いけれど、 足首弛めが少しずつ上手になっていって嬉しそうでした。 自宅での様子:残り26時間のLiFT(サウンド・プログラム)の間、 1週間に一度自己管理表をファックスして頂きました。甘いものの摂取量が多いことが分かりましたが、動作法を よく頑張ってやっている様子も見えて、お母さんのご協力を心強く感じました。
2回目のカウンセリング(前期終了後): ぐるぐる回る癖は無くなったそうです。バランスが大分取れるようになったものと 思われます。 話の内容が大分聴き取れる様になっていましたが、Coからの質問の意味を理解するのは未だ難しいことがありました。 自分がやりたい事ははっきり意思表示する様になっていました。 Coが「フィルターがM4(低周波数を8kHz分抜いた状態)の頃、 赤ちゃん帰りとか胎児の格好をすることがありませんでしたか?」とお母さんに聞くと、「甘えたがったり、 寝る前に布団の上で『ぼく赤ちゃん。』と言って手足を丸めたりする事がありました。」とのことでした。予想通りの胎児 帰りと赤ちゃん帰りが出た様です。
【後期の経過】後期は、表現活動があるので、話し合いの後來所コースとなりました。
3回目のカウンセリング:お母さんから「最近、よく友達と手を繋ぎたがる。」とのご報告がありました。 コミュニケーション願望が向上している為と思われます。B君に夏休みの間の様子を聞きますと、昆虫が大好きで、 「みみず」まで「触ると冷たくて気持ち良い。」とはきはき答えてくれました 。感覚刺激を求めているのでしょう。 リーディング(朗読)の録音では、初回に較べて大分聴き取り易くはなっていましたが、 まだ言い間違えや不明確な言葉が多くて、 赤ちゃん言葉の様な発音が22音ほどありました(例:「しょ」と言うべきを「ちょ」等)
LiFTプログラム後期:毎日「おじちゃん、遊ぼう。」とやってきました。後期の5時間目のセッションから 表出訓練 に入ります。15時間目(10時間の表出訓練を終えた頃)、それまで全体にぼんやりとした発音だったのが、 明確に発音出来る(言える)言葉と正確には発音出来ていない(言えない)言葉とに分かれてきました。 19時間目、 お母さんの傍で横向きに 寝転び「ぼく、赤ちゃんだよ。」と手足を丸めて胎児の格好をします。お母さんが「大きい赤ちゃんだね。」 と笑いながら言うと、 足を伸ばして「ぼく、大きな赤ちゃん。」と笑って満足そうです。お母さんの対応がおおらかで良いですね。 モーツアルトは、フィルターが低周波数を8MHz抜いた状態にしてあり、前期に自宅で同じ様な エピソードがあった時と同様、 胎児が母体の中で聞く母親の声と同じ周波数です。 23時間目、 別のスタッフ(Coの夫)が「大分はっきり言えるようになったなー。 最初は何を言ってるのか分からない事が多かったけど、この頃は良く分かる。」と感想を述べる程になりました。 25時間目、リーディング の時間に「わたし」とはっきり読めて、みんなで喜びました。 朗読は、正しい姿勢で、好きな絵本や漫画、 教科書等をゆっくりとCo(筆者)が読んだ後をつけて読んで貰います。どんどん読めるようになって行くのが嬉しい様で楽しんでやってくれました。 プログラム終了前になると自信が付いたのか、訂正されたりするのを嫌がり、自分一人でやりたがる 様になりましたが、 未だ聞こえていない部分や発音そのものを間違って覚えていたりするので「折角きれいに言える様になってきたから、 もう少し一緒に頑張ろうね。」と納得して貰いました。
臨床動作法は、2時間中20〜30分の割合で、色々な部位を随時行いました。背中や肩部分を強く押して貰いたがり、言う通りにすると 「気持ち良い〜。」と喜んで、時にはそのまま眠ってしまう程でした。
4回目のカウンセリング(終了の為のカウンセリング):発音出来ない音が10音に減り、 その10音も、うち4音は 程度が軽くなっていました。「良く頑張ったね。本をとっても上手に読めるようになったね。」 と誉めると、嬉しそうに頷き「ぼくね、本当は学校で ぼく一人だけ教科書を読めなかったの。でも、読めるようになって嬉しいよ。」 と嬉しい心情を告白をしてくれました。 お母さんと話す間「さー、お母さんとお話をする間、何分そこにじっと座って聞いていられるか、 時間を計ってみようね。」と言うと背筋をしゃんと 伸ばして行儀良く座りなおし、18分続いたところで「まだ?」と訊くので、 「おー、18分も続いた。凄い!」と誉めると本当に嬉しそうににっこりしました。 まだ完全ではないけれど、かなりはっきりとした発音で言えるようになった事、 イライラが少なくなり全体に穏やかになった事、 集中力が増したと感じていること等をお母さんと話し合いました。姿勢も良くなったなど、かなり 成長したと感じていらっしゃる様でした。
【6ヵ月後のブースト】2回のカウンセリングと毎日2時間を10日間続ける20時間の来所で行いました。
開始前のカウンセリング: B君に♪リッスン+♪に来る理由を訊きましたら、「耳を良くする、って言われた。」と はきはきと答えてくれました。 お母さんからは、歯の矯正中で、口に入れている矯正用の型が気になって、イライラし勝ちだ、という報告がありました。 今回の評価質問表(節目の時期に、こちらの上げた項目毎にチェックして貰います)の答えが、前回終了時より悪くなっている項目が多い事を 取り上げますと、 「前回どこ(レベルの)にチェックしたかを覚えていなくて。でも前より悪くなったという事は無いです。前回の時は、 とにかくちゃんと言える様になって欲しい、 という気持ちが強くて、他の事は子供なんだから、と余り気にならなかった事が今は気になるんです。」 とのことでした。 ぐるぐる回る行動は、全く見られなくなり、発音が明確になった分だけ、他のADHDの傾向が気になって来た、 という事の様です。 また学校生活の中で、先生の話を理解出来ていない時があるという話に関して、授業中に集中していないのではないか、 という心配をされている様です。具体的に話を訊くと、「先生が、みんなに**を持ってきて、という時、僕にも向かって言っているのかどうか 分からない事があるんだ。」 とSTの先生に言ったとの事です。Coは、それをむしろリスニング力の成長と捉えて、 前は自分がどうなっているのか分からず、 気にしなかった事に対し、今は「これで良いのかな?」という気持ちを抱き始めた証拠で、 今までは向いていなかった先生の話に、 意識が向き始めた、という事ではないか、でも未だ十分なリスニング力とは言えないので、はっきりとは 聴けないでいるのかもしれない、 という視点でお話ししました。 B君には、この話を踏まえて、彼の耳に聴き取り難く させていたり、怒りんぼにさせていたりする怪獣の様なもの がB君の中に隠れているかもしれない、と話し、それに名前を付けて貰うと、 「バイキン」と名付けました。 そこで10日の間に「バイキン」を一緒にやっつける約束をしました。
LiFTプログラム:3時間目で鼻歌が出てきましたが、時々イラッチと頑固な面が未だ出ます。 6時間目、フィルターが最高の周波数レベル(M4) になったところで、「さしすせそ」がはっきり言えるようになっていました。 歌とリーディングでは、 プログラムの中頃から「僕ね、**が一番好き。」「楽しいね!」とCoに感情を表現し、 大きく体を動かしながら リズムを取り、大きな声で歌う様になりました。最初の頃は音痴気味でしたが、段々音程通り歌えるようになりました。 臨床動作法では5日目に、足の踏み締めを嫌がり、「どうして僕だけこれをやらなきゃいけないのさ。」 と言いますので、 「じゃ何が嫌なのかな?」と訊きますと、「先生の言う通りにするのが嫌なんだよ。」と答えます。お母さんが「凄い事を言うね。」 と驚かれましたが、Coは自己表現をしっかりしても大丈夫な相手だ、という安心感 だと受け取り、そのまま彼と話し合いました。 すると「立ってやる動作法は嫌だけど他は嫌じゃない。」と教えてくれました。 その後は、自ら「ここやって。」と自分で体の部位を指定するようになりました。
ブースト終了後のカウンセリング:家族全員で来所されました。お父さんの来所は始めてでした。 お父さんは、B君の幼児期からの様子で 「何らかの発達障害があるのではないか。」と疑ってはいたものの、子供の内は誰にでも有り勝ちな事と、 B君のADHDの傾向を重くは 受け止めていなかったとの事でした。 学校で先生に理解して貰えない出来事があって、家でその出来事を母親に報告しながら泣いた出来事が話題に上り、 B君にその時の気持ちを聞くと「嫌な気持ちだった。」と自分の気持ちを表現してくれました。 また、B君が今までは嫌な事や下手な事はやりたがらなかったのに、 ブースト中「新学期が始まったら、通信教育のテキストの学習や お風呂では自分で体を洗う事等を「頑張ってやる。」と家で約束した事を今もきちんと守っている事が話され、 B君はCoとも今後も自分の中の「バイキン」 をやっつける事を約束してくれました。 お母さんから「やはりBの状態を担任の先生に電話で説明して欲しい。」 と依頼されましたので、後日先生の都合の良い時間に Coから先生にお電話をして、B君が聴覚の問題を持っている事をご理解頂きました。 そして先生が、皆に話し掛けている時、 自分にも向かって言っているのかどうか分からない事があることもお話して、クラスに大切な話をされた後は、 もう一度B君に向かって個別に話して頂く様お願いしました。
【目的達成満足度】
1回目のリスニング療法に対して70%;ブーストに対して80〜90%
【今後へ向けて】ROL(正しい朗読法)を毎日やって改善度を維持して貰うことやB君の行動に対する対応は両親で一致して貰うこと、 行動療法的対応は続けて頂くこと等をお願いしました。今後は適切な時期に2回目のブーストを考えることになりました。
【謝辞】
B君が、ここまで頑張って自分の潜在能力を出せ、言葉の障害を改善出来のは、 ご両親の一方ならぬご努力とご協力があったからです。 特にお母さんは、B君とお姉ちゃんのお稽古事などの送迎や家事の合間をぬって、 前期の自宅でのLiFTプログラムや動作法、後期の毎日の來所などに ご協力下さいました。 そしてB君やお姉ちゃんへのおおらかなで適切な対応を続けて下さいましたことが、B君がCoを信頼してプログラムを続けてくれた 原動力だと思います。 ご家族のご協力に心から感謝致します。
Σ 君 (中学生) の 事 例
只今準備中ですΣ 君 の お 母 さ ん よ り
Σ君の お母さんは、「少しでも(他の同じ様な悩みを抱える方の) お役に立てれば。」と リスニング療法終了直後(4月)に書いて下さった 感想文の公開を許可して下さいましたので、ここに掲載致します。「まわりがうるさくて集中できない!」と言い出し、授業中に落書きや居眠りをするようになり、成績も下がってきた。 小学生の頃から 忘れ物が多く、宿題もやらないことが多く、中学生になっても改善されなかった。
友達とも最初は楽しそうに関れるのだが、数ヶ月するといつの間にか友達とうまく関れなくなってくる (本人は何も悪いことはしていないと言う。) 太っている事や生活面がルーズなところもあり、からからかわれることが多く、 何をやってもダメだと思ってしまう。
日増しに笑顔が少なくなり、反抗期もあり、どうしたら良いのだろうと思っていた時に「♪リッスン+♪」の記事を読んだ。
医療機関へ行くまでもないだろうが、カウンセリングを受けたほうが良いかと思っていたのと、酒造りにクラシック(音楽)を取り入れたところ、 酒の味が良くなったという話や、モーツアルトでストレスを解消 したり心が癒されたりするという話を聞き、クラシック(特にモーツアルト)が人間の心理面に効果があるということに 興味があった。 もし、子供の問題が心理面からくるものであり、リスニングや心理カウンセリング で改善されるなら、 医療機関へかかる前に試したい、と思った。(本人が病院へは行きたくないということもあった。)
リスニングを始めた時、「これを聞いただけで効果あるの?」とか「面倒だよ!」と言いながらも、 そのうち苦にならなくなり、 前期が終わる。その時点でも、担任の先生から「ずいぶん感じが変わり、笑顔も出てきた。」 と言われるようになった。
後期は、遅刻したり体調を崩したりしてご迷惑をおかけしてしまったが、なんとか通い、終了した。 小学校の頃からの友達にも 「最近、友達との関りは良くなってきた。」と言われた。からかいや意地悪にも意思表示や 「No.」を言えるようになり、話し方も穏やかになり、妹とのケンカもなくなった。妹からも「お兄ちゃんやさしくなった。」 と言われるようになった。
「♪リッスン+♪」でお世話になり、「ADHD」の傾向が強いと知り、「ADHD」関係の本を読んだり、インターネットで いろいろ調べたりした。 まだまだ問題点はあるものの、少しずつ自分に自信を持ち「ADHD」とうまく付き合っていく努力をしている。」 (原文のまま)
【後日談】
この感想文を頂いた後も、Σ君のお母さんからの嬉しい後日談のご報告は続いています。小学校時代のいじめっ子による 「たかり」も きっぱりと断れるようになって人間としての自信も付いたようです。更に聴き取りが 良くなった為でしょう、 授業も良く理解出来る様になり、お父さんが教えて下さる勉強方法も 素直に受け入れて頑張り、成績もぐんと上がったそう です。
お母さんは、リスニング療法に関して「最初は、先生が『期待され過ぎてがっかりされても困りますので、余り期待しない で下さい。 (♪リッスン+♪のCoは、どなたにも『どれ位改善されるかどうかは人によって違うので、どこを何%改善出来ます、とは言えないのです。 でも、全く改善しなかった人も居ません。』と言うのです)』と言われたし、Σも『ただ、聞くだけで本当に効果アンの?』 と疑っていたので、 私もたった3ヶ月でここまで効果が出るとは思っていませんでした。でも偶然音楽がストレス解消に良い という話やお酒にまで効果があると聞いたばかりだったので、 『少しでも良くなれば・・・』と思ったんですよ。」と 笑いながら仰いました。 それでCoも「私自身、A君の場合は小学生だからあれだけ効果が出たのだろう、 と思ったのですが、 中学生でここまで改善されるとは思っていませんでした。 大きくなってからも効果が出るものなんですね。」と笑いながら 答えましたが、お母さんの接し方やフォローが良かった事が 厳しかったお父さんの接し方を変える方向に動かして、 ここまでの結果が出たのだと 思います。
そして、HPや学会での発表文に目を通された後、「これで同じ様な悩みを抱えた方が、リスニング療法をやってみよう、 という気になられると良いですね。」と仰って下さいました。実例を知って疑心暗鬼の方もリスニング療法を試す事で 救われたら良いな、 というお母さんのお気持ちが伝わってきて、とても嬉しい気持ちになりました。
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リスニング療法を同時に申し込まれ、同時間帯に2人で受けられる方々は、それぞれ1割引、
グループ(3人以上)で受けられる方々は2割引致します。また、既にリスニング療法を体験なさったクライアントの方による
ご紹介者がリスニング療法を受けられた場合、ご紹介下さったクライアントの方のブースト
(レベルアップの為の20時間のプログラム)料金を、お一人ご紹介で1割引き、お二人紹介で2割引きさせて頂きます。詳しくは料金表をご覧下さい。
♪ 講演・セミナー
脳を活性化させるリスニング(教育)やリラクセーション、子育て、脳力向上、ストレス・マネジメントなどに関する講演、セミナー、ワークショップなどを承ります。こちらのフォームよりお申し込み下さいませ。
*法人契約について
社内カウンセリング・ルームの必要性を感じてはいても、経費やスペースの関係などで設置をためらっている経営者、総務担当の方、ご連絡ください。
当オフィスでは社会の福祉向上と、相談者の負担の減少、企業の活性化のお手伝いを致します。
*社員研修について
脳を活性化させるリスニング法やリラクセーション、ストレスマネイジメント、コミュニケイション法等を、御社のニーズに合わせた研修にアレンジ致します。 社員の仕事能力や英語能力の向上、社内のコミュニケイション円滑化のためのご利用は如何でしょうか。
こちらから詳細をお問い合せ又はお申し込み下さいませ。
♪ 「リスニングの不思議」
を解明する本
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“When Listening Comes Alive”
(「リスニングが目覚めるとき-効果的な学習とコミュニケーションへのガイド」ポール・マドール著)
の和訳付原本を予約販売致します。
LiFTプログラムを開発したトロントのリスニングセンター長であるポール・マドール氏が著したリスニングに関する本です。 マドール氏自身が読字障害というLDを抱えて困難な人生を歩いていた時、如何にしてその困難から抜け出せたのか、 そしてどんな経緯で世界で初めての リスニングセンターを立ち上げるまでになったのか、という彼の半生に始まり、 人の脳と心と体の働きに影響するリスニング(聴覚)とは何なのか、 ということが分かり易く書いてあります。
また、聴覚が弱いとどうなるのか、リスニングセンターではどうやって聴覚力が悪くて障害に 悩まされていた人々を救ったのか、 リスニング力のある子供を育てるにはどうしたら良いのか、 自宅でリスニング力を付けるにはどうしたら良いのか、など、様々な事例や訓練方法を上げながら、面白くも有益な話が満載です。 またこれを読めば、LiFTプログラムの土台になったトマティス博士の理論も良く分かります。
マドール氏のリスニング・センターは、 センター設立20周年記念の時に、彼のリスニング・プログラムによって多くの人々を 援助した功績に対して カナダ政府より感謝状を贈られています。
♪リッスン+♪では、このマドール氏の本を翻訳しました。そして現在、出版してくれる出版社を探していますが、出版に至るには未だ時間が掛かりそうです。 そこでマドール氏のご好意を得て、♪リッスン+♪スタッフによる和訳文をお付けする形で の原本を予約販売することになりました。
出来るだけ多くの方にリスニング力の大切さを知って頂くために
"When Listening Comes Alive"を読んで頂きたいので、和訳文での収益は度外視しております。 その為、ご希望の方には、原本の代金と和訳文の印刷実及び送料実費のみのご負担でご購入頂けます。 ただ、10冊毎にカナダよりお取り寄せとなりますので、先ずご予約を頂きたいと存じます。
どうぞこちらのフォームにてご購入をご予約下さいませ。